JTS/CX-500F(コンデンサーマイク)とAKG/WMS40 PRO MINI (ワイヤレスシステム)の接続

JTSのコンデンサーマイク(CX-500F)とAKGワイヤレスシステム(WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SET)を接続することができました (≧▽≦)

JTS CX-500F
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/159257/

WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SET
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/205596/

マイク側の出力端子はミニXLR4ピン、ワイヤレス側の入力端子はミニXLR3ピンなので、そのままでは接続することができません。またマイクには「XLR3ピン変換アダプタ(MA500)」が付属していますが、これも接続不能です。

いろいろ調べたところ、コンデンサーマイクには「ファンタム電源が必要」だということがわかりました。マイク付属の変換アダプタを通してPAに繋ぐことで48Vの電源を取ることができます。ただこの方法ではPAとの有線接続となり、ワイヤレスにはなりません。

マイクの販売元に問い合わせたところ、以下のようなやり取りとなりました。

「WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SET」と「JTS / CX-500F」の接続使用を考えています。ファンタム電源はAKGの送信機から取れそうなのですが、コネクタが違っているためアダプタが必要です。また、この場合「変換アダプタMA500」を経由する必要がありますでしょうか?
どちらにしてもマイク側からミニXLR3Pに接続する必要がありますが、該当する商品または自作用パーツは御社にありますでしょうか?

マイク側(ミニXLR4PまたはXLR3P)、送信機側(ミニXLR3P)

お問い合わせいただきましたJTS / CX-500Fにつきまして、こちらは有線にてご使用いただくことを想定しており、WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SETに接続することはできかねます。
また、パーツにつきましても弊社お取り扱いのない商品となります。

英語版のサイトamazon.comには、ワイヤレス対応って書いてあるんですけどね。

 * 4-pole mini XLR inline jack for connection to a pocket transmitter of the IN/PT/UF series, other connection cables are available at option
* Supplied with phantom power supply adapter MA-500 for wired connection to a mixer

↑送信機(IN/PT/UFシリーズ)に繋がるし、他の送信機用にもオプションで使える、さらにアダプタを使って有線でも使えると…

 * Compatible with standard T-4 wireless belt packs such as JTS wireless or Shure Wireless

↑JTSかShureのワイヤレスで使えると…

なので、メーカーにも接続方法を教えて欲しいと直接英語で問い合わせておきました。

また、このやり取りの間にファンタム電源について調べたり、Yahoo知恵袋や個人ブログ主に質問したりといろいろやってみたところ、以下のことがわかりました。

  • コンデンサーマイクの電源は数ボルトで、PAからの電源は48ボルト
  • ワイヤレス送信機の電源は数ボルト
  • マイク電圧と送信機の電圧が合っているか要チェック

コンデンサーマイクをPAに繋ぐ時は48ボルト電源をアダプタ内部で数ボルトに変換しているのだろうと予測が付きます。で、直接繋ぐのであればアダプタは不要っぽいけど電圧が合っているか確認が必要。

マイクとワイヤレスシステムのマニュアルを確認したところ、ピンの仕様が記されていました。

●マイク側
https://www.strumentimusicali.net/manuali/JTS_CX500FMA500_ENG.pdf

変換アダプタ「MA500」の説明箇所ですが、マイク入力の配列が記されています。すなわちマイク出力も同じことになります。

Pin1:GND
Pin2:V+
Pin3,4:Audio signal

「CX-500F」のところには、Power Supply…1-5VDCともあります。

●送信機側
https://proaudiosales.hibino.co.jp/image/custom/download/akg/AKG_WMS40_PRO_MINI_manual_201610_c.pdf

14ページの真ん中あたりに…

ピン1:グラウンド
ピン2:オーディオ
ピン3:電源供給(4V)

ということは、基本ピン2とピン3を入れ替えることになりそう。電圧も合っています。

そんなパーツがないかと探してみたらe-bayにこんなものがありました。ShureマイクとAKG送信機の接続アダプタです。
YPA MA403 TA4F Adapter Convert SHURE Headset Lavalier Mic to AKG Transmitter

JTSマイクはShureワイヤレスに繋がるんだから、Shureマイク用のアダプタなら使えそう!

というわけでShureのピン配列を調査しました。
https://pubs.shure.com/view/guide/UHF-R/ja-JP.pdf

19ページにピン配列が出ています。

ほぼほぼJTSと一致していますね。ピン4が違っていますが、あんまり関係なさそう。というわけでe-bayで見つけたアダプタを発注しました。ピン4の配線処理が不明ですが…

e-bay発注から数日後に、JTS本体から接続図が送られてきました。

3から4に配線しているところがShureと一致しています。
ってことはe-bayのアダプタは単純に2と3の入れ替えだと思われます。
これはそのまま行けるんじゃないかなと。

e-bayへの発注から2週間後、アダプタが届きました。

はい、問題ないですね。テストしたところ正常に動作しました。

以上です。

ECCUBE3で作ったショッピングサイトにA8アフェリエイトを導入してみた

ECCUBE3構築サイトにA8タグをセットすることが出来ました。

A8アフェリエイトでは、「ランディングページに設置したタグ」と「成果発生ページに設置したタグ」を使って、「誰が何をどれだけ売ってくれたのか?」をトラッキングします。

簡単に設置できるのかと思いきや、ECCUBE3サイトへの設置はかなりハードルが高いです。かなり苦労して設置したのでまとめておきたいと思います。

「ランディングページ用のタグ」の設置(簡単)

1. ECCUBE管理画面から新規ブロック「A8ランディングページタグ」を作成

2. A8から支給された「ランディングページタグ」を貼り付け
中身はこれ。<script src=”//statics.a8.net/a8sales/a8sales.js”></script>

3. ランディングページのheadに設置(自分の場合は全ページに設置しました)

以上です。ランディングページタグの設置はとても簡単です。
続けて「成果発生タグ」の設置に進みましょう。

「成果発生ページタグ」の設置その1

↑A8設置マニュアルより

えっ???何???意味不明???
どのファイルをどうすればよいのか全くわかりません…

pidはA8から支給されますので、問題ありません。(テスト段階ではテスト用のIDを使用します)

最終的にECCUBEから持ってくる必要があるのは以下の要素です。

  • order_number 注文番号
  • price 単価
  • quantity 個数

※他の要素は省略時の自動計算とかあるので不要です。

疑問:どうやってこれらの情報を持ってくるのか???

「eccube3 a8タグの設置」でググってもよくわからず、A8サイドでも確実な情報を持っていません。

結論:頑張っていろいろやってみるしか無い!

1.注文完了画面でコンバージョンタグを表示する方法

まずはこのサイトを参考にしました。

該当ファイルがどこに有るのかよくわかりません。
で、FTPソフトから検索してみたらそれらしきファイルが見つかりました。

このファイルを開くと、350行目あたり(バージョンにより異なる?)に以下の記述があります。

log_info(‘購入処理完了’, array($orderId));

return $app->render(‘Shopping/complete.twig’, array(
‘orderId’ => $orderId,
));
}

これを以下のように変更します。(赤字部分を追記)

log_info(‘購入処理完了’, array($orderId));

$Order = null;
if (!empty($orderId)) {
$Order = $app[‘eccube.repository.order’]->find($orderId);
}

return $app->render(‘Shopping/complete.twig’, array(
‘orderId’ => $orderId,
‘Order’ => $Order, // Order変数を追加
));
}

これで、注文番号や単価などの購入情報を「購入完了ページ」に持ってくることができるようになりました。

次はこちら↓

購入完了ページが表示されたら、A8サーバーに購入情報を渡すようにします。

complete.twigは、ECCUBEの管理画面から変更できます。

右端の…から「ページ編集」。しかし、うまく行きませんでした。

購入完了画面(Shopping/complete.twig)に追記すると、完了ページが表示されなくなります。注文自体は成立するのですが、完了ページの代わりにエラーページが出るので、ここをもとに戻しました。

なので、ここは一旦放置。
complete.twigには手を付けないように。

この状態で、A8サイドのエンジニアを交えてメールでいろいろやり取りをしましたが、なかなかうまく行きません。

  • 記述位置をいろいろ変更 → 改善せず
  • <!– {{dump(Order)}} –>を入れてみる → 改善せず
  • ECCUBE3のformメソッド変更、設置位置変更など → 改善せず

ところがあるタイミングで「DNS方式」を提案されました。

エックスサーバーでDNSを設定

直下、または並列のサブドメインを作成し、cnameを設定とのことなので、早速トライ。エックスサーバーはサブドメインの設定が簡単に行なえます。ちなみに今回のECCUBEサイト自体がサブドメインだったので、並列でのサブドメインを作成しました。

エックスサーバーの管理画面からサブドメイン設定

サブドメイン設定の追加に進む

こんな感じになりました。

ドメインそのままです(笑)。下の段がそもそものECCUBEサイト、上が新しく設定したサブドメインです。

で、このサブドメインのDNSレコードを設定

該当ドメインを選択して

CNAMEに「trck.a8.net」を入れる

設定完了しました。

再び、購入完了画面のタグ設置に戻ります。

「成果発生ページタグ」の設置その2

ECCUBE管理画面から新規ブロックを作成します。

以下のように設定

<script>
a8sales({
“pid”: “s00000012345678”,
“order_number”: “{{ orderId }}”,
“currency”: “JPY”,
“items”: [
{
{% for OrderDetail in Order.OrderDetails %}
“code”: “{{ OrderDetail.product_code }}”,
“price”:{{ OrderDetail.price }},
“quantity”: {{ OrderDetail.quantity }}
{% endfor %} },
],
});
</script>

※pidはA8から支給されます。テスト時にはテスト用のIDを記入します。

 

一覧に出ました。

そしてこのブロックを購入完了ページに設置。

以上で設置完了です。このあと、A8側が実施するタグテストにも無事合格しました。

せっかくなので、「面倒だから全部やって」という方からの外注もお受けしたいと思います(設置のみ3万円、A8対応込5万円)。サブドメインが設置できてDNS設定可能なサーバーであればたぶんOKです。まずはメールにてご相談ください。

nakano@soulman.ne.jp